2021年6月6日日曜日

ヤングケアラー問題を考える

 昨今話題のヤングケアラー。子供の頃から家族の看病・介護を強いられる事で、最近よく聞く言葉です。子供はその中で育ってるから、自分の家庭環境がおかしいとは中々気付かない、おかしいと思っても『自分の家が変だと思われたくない』という思いから、先生等まわりの大人に助けを求めないケースも多いそうです。

でも、子供を労働力として使うこと自体、戦前の日本だと別に普通だったよね?良いか悪いかは別にして。昔は子供も多かったから、10歳位の上の子が赤子の兄弟をおぶって遊びに行くとか、普通だったんじゃないのかな。後、田舎だと田植え・稲刈りの時期に子供を休ませて労働力として使うとか、割と一般的だったみたい。私が子供の頃(30年前)は、稲作が盛んな地域では秋休みがあると聞いたことがある。稲刈りが大変な時期だから学校休みになるらしい。ま、その分春夏休みが短くなるらしいが。今思うと、それほど子供を労働力として使うことが一般的だったんだろうね。

それじゃ、今何故問題視されてるのか?私は2つの答えを思い付いた。

一つは、核家族化してるため、家族の中で看病・介護が必要な人が出てきた場合、健康な人に集中してしまう。昔は子供も多かったし祖父母と同居してたから、特定の子供に負担が集中するケースは少なかったのかな。

二つ目は、子供を労働力として使うのではなく、勉学に集中させた方が就労時の収入が高くなり、つまりは税金を沢山納めてくれる事に繋がると、社会が気付いたのではないか。

ヤングケアラーのケースで8歳位からずっと家族の介護をしていて、高校も定時制しか行けず、大学は行けず、成人後もバイトしかしてないという人が居た。この人はまだ自立してるけど、全く働けずに生活保護と言う人も居るんじゃないかな。そうなってしまっては国としては出費が増えるので、子供にはちゃんと勉学に集中させる事の大切さに気付いたのではなかろうか。

↓大人ならテメーの世話はテメーでしろしか思わん

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